茶の里 —坪林
「新北市坪林茶業博物館」が位置するのは台湾北部の新北市にある坪林区。坪林区は市内で3番目に大きな区で、北東は雙溪区、南西は石碇区と烏來区、南東は宜蘭県頭城町と礁溪郷に隣接しており、山が連なり川の流れる美しい風景が広がっています。台北市内から車でたった30分程の距離で、ハイキング、ウォーキング、旅行、キャンプに最適な場所として知られています。
文山包種茶(ぶんさんほうしゅちゃ:台湾烏龍茶のひとつ)の生産と販売は、坪林区における最も重要な経済資源です。地元住民の80%以上が茶業に従事しており、茶園の面積は1,000ヘクタールに達しています。「茶」が香る美しい茶葉産地の独特の景観を形成しています。
山林の中の博物館
坪林茶業博物館は1997年に坪林区に流れる北勢溪のほとりに設立されました。中国の伝統的な禅宗の哲学や美意識を取り入れた建築様式を用い、文化豊かさを持つ江南庭園の要素と、現代的なデザインやスタイルを組み合わせています。優雅で静謐な雰囲気の漂う茶文化の殿堂がここに構築されました。
館内には、展示館、体験館、茶芸教室、植物エリア、屋外庭園などの空間があり、「茶」に関する様々なテーマの特別展を開催しています。同時に「茶」が持つ無限の可能性を演出した多彩多様な教育普及活動も進めています。茶葉が成長し、採取され、製茶される過程で生じる数々の感動のエピソードやストーリーがここでは語られています。来館した皆さまが、茶文化を通して自然と人文の美を感じる旅に出ることができるでしょう。
開館時間
● 月曜日-金曜日 09:00〜17:00
● 土曜日、日曜日 09:00〜17:30
● チケットの販売は閉館時間30分前までです。
休館日
● 毎月の第1月曜日(祝日の場合は通常営業、翌日が休館)
● 農暦の除夕、正月元旦、政府が発表した天然災害による休業日
● その他、必要に応じて休館日が別途告知されます。
新北市坪林茶業博物館 2024年度の休館日
一月: 1/2(火)(1月1日は通常営業)
二月: 2/5(月)、2/9(金)、2/10(土)の計3日
春節の2/8〜14は通常営業(2/9、2/10を除く)
三月: 3/4(月)
四月: 4/1(月)、清明連休の4/4〜4/7は通常営業
五月: 5/6(月)、労働節の5/1は通常営業
六月: 6/3(月)、端午節連休の6/8〜10は通常営業
七月: 7/1(月)
八月: 8/5(月)
九月: 9/2(月)、中秋節の9/17は通常営業)
十月: 10/7(月)、国慶節の10/10は通常営業
十一月: 11/4(月)
十二月: 12/2(月)
チケット料金
80台湾元